Infinoenの独新工場への資金提供を独政府が承認

Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は5月8日(独時間)、独ドレスデン拠点で建設を進めている新工場(スマートパワーファブ)に対する公的資金申請の最終承認を独政府より受けたことを発表した。

新工場の建設に同社は50億ユーロ以上の自己資金を投じる計画で、1000人の新規雇用の創出が見込まれている。 同社によると、ドレスデンで製造される半導体は、欧州の主要産業の将来のバリュー チェーンをさらに強固なものにすることに貢献するものであり、中でもスマートパワーファブは、マイクロエレクトロニクス分野の欧州サプライチェーンの強化に役立つだけでなく、欧州最大の半導体ハブとしてのドレスデンとシリコン サクソニー(Silicon Saxony)の地位をさらに強固なものにするものとなるという。

建屋の外殻はほぼ完成、2026年からの生産開始を予定

すでに欧州委員会は、独連邦政府による公的資金提供を2月20日に承認済み。スマートパワーファブは、欧州半導体法(European Chips Act)とIPCEI ME/CTイノベーションプログラム (「欧州共通利益に適合する、マイクロエレクトロニクスと通信技術に関する重要プロジェクト」) の両方によってサポートされており、これらの資金源から新工場に提供される資金総額は約10億ユーロとなることが見込まれている。

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