JVCケンウッドと佐賀大学は、次世代の高周波パワー半導体として注目を集める「ダイヤモンド半導体」の社会実装に向けた共同研究を開始すると、4月21日に共同発表した。
ダイヤモンド半導体は、現在主流のシリコン半導体より、約5倍のバンドギャップエネルギーをもつとされ、ダイヤモンド半導体を実用化することで、約5万倍もの高出力電力・高効率のパワー半導体を実現できるという。ほかにも、マイクロ波帯、ミリ波帯無線の高性能通信機器、宇宙通信用の半導体や、電気自動車、量子コンピュータの記憶素子などへの活用も期待されている。