JDIのeLEAPが車載ディスプレーとして公開
ジャパンディスプレイ(JDI)が台湾の台北南港展覧館(Taipei Nangang Exhibition Center)で4月16日~18日にかけて開催されているスマート製造業界の世界最大級のイベント「Touch Taiwan 2025」のInnoluxブース内にて、Innoluxの子会社で車載ディスプレーソリューションサプライヤのCarUXと協力して、JDIのeLEAPを搭載した車載ディスプレーを披露している。
JDIのeLEAPは、マスクレス蒸着とフォトリソグラフィー法を組み合わせて有機EL(OLED)の発光画素パターンを形成することで、高輝度・低消費電力・高信頼性を実現し、環境負荷を低減できることを特徴としている。
JDI、Innolux、CarUXは2024年12月にeLEAP戦略提携の契約を締結しており、その際に協力してeLEAPのグローバルエコシステムの構築に取り組み、提携の一環としてCarUXと車載用eLEAPディスプレイによる市場開拓を進めていくことを示していた。
3枚の有機ELを搭載する形で全体で49インチ構成を実現
Innoluxが同イベントで公開した車載ディスプレーは全体のサイズが49インチ。14インチのJDI製eLEAP OLEDパネルを3枚搭載する形で構成されている。
具体的には、左側のパネルが輝度800nits。中央がタッチパネル機能が付いた2つの方向から別々の営業を見ることができる「2VD(2 Vision Display)」。右側がプライバシービュー機能を搭載したモデルとなっていた。Innoluxが設置した説明パネルには、eLEAPの仕様値と共に、JDIとCarUXのロゴが掲載されていた。