ソニーセミコンダクタソリューションズは、同社が提供するエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」(アイトリオス)において、グローバルでオープンソースソフトウェア(OSS)の普及・拡大をめざす取り組みの本格的な稼働開始を4月15日に発表した。

  • ソニーセミコンダクタソリューションズが取り組む「OSPO」(Open Source Program Office)の概要

「OSPO」(Open Source Program Office)と名付けたこの取り組みは、イメージセンサー技術とエッジAIの普及をめざして、同社が2021年1月に設立。約4年間の戦略検討や運用を経て、ソースコード公開を含む本格稼働を開始したかたちだ。

OSPOでは、OSS戦略の立案から、コンプライアンス遵守に向けたプロセスや方針などの管理、OSS開発者(コントリビューター)の教育まで、AITRIOSのOSS開発の拡充に必要な活動を推進する。

同社はこれを通じて、多くの開発者との共創のもと、AIカメラを活用したセンシングソリューションの開発と導入を加速させていく。これにより、グローバルにおける多様な社会課題の解決に迅速に寄与し、「コミュニティの経験を知見として活用する好循環な開発エコシステム」を構築するとしている。

ソニーセミコンでは、ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」を通じて、以下のソースコードを公開中。今後は、AIカメラに関するソフトウェアも順次OSS化していくとしている。

Raspberry Pi AIカメラ

AI Model Zoo

Local Console

Edge App SDK

量子化ツール

他サンプルアプリケーションなど

https://github.com/orgs/SonySemiconductorSolutions/repositories?q=visibility%3Apublic+archived%3Afalse