IntelがAlteraの株式51%を売却

Intelは4月14日(米国時間)、自社で保有するAlteraの株式のうち51%を、米国の投資ファンドSilver Lakeに売却する契約を締結したことを発表した。

残り49%はIntelが保有したままとなるが、これによりAlteraは事業運営上の独立性が確保されることとなるとIntelでは説明しており、Intelとしてもコア事業に注力しながら、Alteraの将来の成功に貢献できるようになるとする。

AlteraのCEOが交代

この契約締結と併せてIntelは、これまでAlteraのCEOを務めてきたSandra Rivera氏が退任。代わって5月5日付でMarvell Technologyの製品/テクノロジー担当プレジデントを務めていたRaghib Hussain氏がCEOに就任することを発表している。

Hussain氏は2018年にMarvellに入社する以前は、Caviumの共同設立者として同社のCOOを務めていた(2018年にMarvellがCaviumを約60億ドルで買収)ほか、2000年のCavium設立以前はCisco SystemsやCadence Design Systemsでのエンジニアとしての経験に加え、エンタープライズセキュリティのVPNetの設立にもかかわっていたという。

Hussain氏はCEO就任にあたって、「Silver Lakeと協力してAlteraをFPGAのNo1ソリューションプロバイダへと成長させる次のステップへと進めることに興奮している」とコメントしたほか、「独立起業としてフォーカスを明確にし、AIによってけん引される次世代のコンピューティングの姿をFPGAのソリューションで実現できる立場となった。そうしたAlteraが新たな成長の段階に到達できたのは、Sandra Rivera氏と彼女が築いたチームによるところが大きい」と前任のRivera氏が、IntelのProgrammable Solutions Group(PSG)を経て、分離独立されたAlteraをFPGA企業として、将来にわたってイノベーションを生み出せる体制を構築してきた取り組みに敬意を示した。

Silver LakeのAltera買収は2025年内に完了予定

元々、Alteraは2015年にIntelに買収されるまでは、独立したFPGA企業として、Stratix、Arria、CycloneといったFPGA、およびCPLDのMAXといった各製品シリーズを展開。日本でも競合のXilinx(AMDが買収)とシェアを2分するほどの人気を集めていた。その後、IntelのPSGとして、データセンターを中心としたFPGA製品の展開を進めていたが、2024年初頭にPSGがIntelから独立、同年2月末に新社名がAlteraとなることが発表された。

なお、今回の買収は慣習的な完了条件に従って2025年後半には完了する予定。Intelでは、この買収が完了した後、Alteraの財務実績をIntelの連結財務諸表から連結解除する予定としている。

Alteraの2024年業績は売上高が15億4000万ドル、GAAPベースの粗利益が3億6100万ドル、GAAPベースの営業損失は6億1500万ドル(非GAAPベースの粗利益は7億6900万ドル、非GAAPベースの営業利益は3500万ドル)であったという。