トーカロは3月25日、半導体市場の拡大に伴う半導体製造装置メーカーからの受注増加が見込まれることを踏まえ、福岡県京都郡にある北九州工場に新工場棟を建設することを決定したことを発表した。

新工場は、半導体製造装置部品向け表面処理加工の生産能力強化を目的に建設されるもので、同社では「キレイで機能的で人にやさしい半導体製造装置部品生産向け自動化または半自動化推進の最先端工場」をコンセプトとして設計されたもので、これによる生産能力の一層の強化を図っていくとしている。

なお、建屋の建設費用は約32億円(設備は別)、着工は2025年7月予定で、操業は2027年5月を予定。建築面積は約1984m2、延床面積は約6994m2としている。

  • 新工場の完成予想図

    トーカロの北九州工場新工場の完成予想図 (出所:トーカロ)