Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は1月21日(独時間)、Arm Cortex-M33ベースのマイクロコントローラファミリ「PSOC Control」を発表した。

主に高性能、高効率かつセキュアなモーター制御および電力変換システムに向けたもので、第1弾となる「PSOC Control C3」には、エントリーラインとメインラインの製品がそれぞれの用途ごとに提供される(合計4シリーズ)。

主なターゲットアプリケーションとして、家電製品、産業用ドライブ、ロボット、小型電気自動車(LEV)、太陽光発電、HVACシステムなどとしており、メインライン製品では、高いスイッチング周波数に対応する高度な機能やワイドバンドギャップ(WBG)スイッチを使った電力システムのサポートも可能だとする。

このほか、PSOC Controlは、ツールとソフトウェアソリューションを備えた統合エコシステムプラットフォーム「ModusToolbox」でサポートされており、設計の最適化や全体的な機能強化を図ることができるようになるという。

なお、すでにPSOC Control C3のエントリーラインおよびメインラインともに出荷が開始されているほか、パフォーマンスラインも2025年後半のサンプル出荷に向けて開発を進めているとしている。

  • PSOC Control C3P

    電力変換システム向けとなるPSOC Control C3Pのパッケージ外観 (提供:Infineon)