Intelは1月6日(米国時間)、ノートAI PC向けモバイルプロセッサ(SoC)「Core Ultra 200V」(開発コード名:Lunar Lake)のvPro対応版を発表した。

vProは法人PC向けソリューションで、遠隔での電源操作やOSインストール、カスタマの仕様に合わせた環境構築(キッティング)などに対応する。Core Ultra 200Vにおける最新版となるvProプラットフォームは、150を超えるシリコンベースの保護策を実装したほか、新しいItenlパートナー・セキュリティー・エンジンは、Microsoft Plutonなどのサードパーティ製ファームウェア向けに分離されたプラットフォームを提供し、機密データ保護の強化が施されたとする。また、Intelエンドポイント・クラウド・サービスを含む新しいアウトオブバンド診断/修復ツールにより、リモート・サポートの簡素化を実現したことで、PC障害からの迅速な復旧が可能ともしている。さらに2025年前半にプレビュー提供が予定されているIntel vProフリート・サービスでは、Intelがホストするクラウド・サービスを介して、ITプロフェッショナルがPCフリート管理をリモートで実行することも可能になるとしている。

このほか、同社は新たにCore Ultraモバイル・プロセッサとしてゲーミングノートPC向けとなる「200HXシリーズ(開発コード名:Arrow Lake-HX)」ならびに「200Hシリーズ(開発コード名:Arrow Lake-H)」、メインストリームモバイルユーザー向けとなる「200Uシリーズ(開発コード名:Arrow Lake-U)」の投入も発表している。さらに、デスクトップ向けの「200Sシリーズ(開発コード名:Arrow Lake-S)」のポートフォリオが拡充され、65Wおよび35Wの12製品が追加された。

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