NXP Semiconductorsは、住宅用エネルギー管理ソリューションを提供するGreen Energy Options(geo)との協業を通じて、geoが新たに提供を開始したホーム・エネルギー管理システム(HEMS)「SeeZero」に、自社の統合Matterシステム・ソリューションが採用されたことを発表した。

Matterは機器間のシームレスな接続と制御をサポートし、相互運用性を確保する無線通信規格。最新版の規格であるMatter 1.4では、エネルギー管理や新しい種類のエネルギー関連機器に焦点が当てられており、従来のスマート・ホーム機器に加え、HVAC、EV充電器、給湯器、太陽光発電、蓄電池システム、スマート・メーターなどを対象としており、例えば家庭用エネルギー管理システムは、消費者が最新のスマート家電の特長をフルに活かし、電気代を最小限に抑えつつ、スマートホームとしての快適性と利便性を得ることを可能とするという。

SeeZeroの特長をユーザー視点で見ると、エネルギー消費量の調整が簡単かつ直感的であり、エネルギーのコスト削減が可能な点が挙げられるほか、電力事業者や発電事業者から見た場合、一般家庭における自動車と暖房の電化に向けた動きと再生可能エネルギーの活用に対応できる点が挙げられるという。

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/無料会員登録

会員サービスの詳細はこちら