霞ヶ関キャピタル、青森県に賃貸型冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 八戸Ⅰ」竣工

霞ヶ関キャピタルは10月31日、JA三井リース建物との共同開発プロジェクトである賃貸型冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」（青森県八戸市）が竣工したと発表した。水産資源に恵まれ、畜産業・農業も盛んなエリアにおける冷凍保管拠点のニーズに対応する。

霞ヶ関キャピタルの手がける「LOGI FLAG」は、冷凍冷蔵倉庫の老朽化・保管容積の逼迫・環境問題に対するフロンガス規制・過酷な労働環境に伴う人手不足など、物流業界のさまざまな課題の解決を目指す次世代型物流施設。冷凍・冷蔵・常温の3温度帯と幅広い温度帯に対応したマルチテナント型物流施設や最新鋭の自動倉庫を導入した物流施設、「預けたい期間、必要なスペースだけ」利用できる冷凍保管サービスなどを展開している。

10月31日には、JA三井リース建物との共同開発プロジェクトとなる賃貸型冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」（青森県八戸市）が竣工した。

2024年9月に「LOGI FLAG TECH 所沢Ⅰ」に続く、企画・開発する冷凍自動倉庫の第2号案件となる「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」は、敷地面積6897.74坪、延床面積4815.14坪。

八戸自動車道「八戸北 IC」より約2.5kmという好立地に位置するほか、八戸港、三沢空港へのアクセスも良好で、物流施設として高い交通利便性を有している。高速道路や国道45号・国道4号等を利用して青森県東部から岩手県北部まで管轄できることに加え、八戸市街地へも約7kmのアクセスにあり高頻度の地域配送拠点としても機能する立地となっている。

青森県八戸市は水産資源に恵まれているほか、畜産業をはじめとする農業も盛んなエリアであり、「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」はこうした食品の生産・加工拠点に近接する冷凍保管拠点のニーズに対応するため、自動ラックを導入した-25℃帯の「自動型保管庫」に加え、「LOGI FLAG」シリーズでは初となる-35℃帯まで急速凍結が可能な「凍結庫」、出荷前の製品の鮮度維持を目的としてパーシャル領域（0℃帯）まで温度可変が可能となる「仕分け室」の区画も導入している。

「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」は、霞ヶ関キャピタル初のBTS（Build To Suit：テナントの要望に応じて建設された倉庫）案件であり、青森県、および八戸市の誘致企業に認定されたネキストイーストから、物流拠点整備の要望があったことをきっかけに八戸北インター工業団地内での開発プロジェクトが始動した。