Intelは10月31日(米国時間)、2024年第3四半期の決算概要を発表した。

それによると、売上高は前年同期比6%減の133億ドル、営業損益は前年同期の19億ドルの黒字から24億ドルの赤字へと、純損益も前年同期の3億ドルの黒字から166億ドルの赤字へと転落した。これに伴い、1株あたりの損益(EPS・希薄化後)も前年同期の0.07ドルの黒字から3.88ドルの赤字へと転落している。

  • Intelの2024年第3四半期決算概要

    Intelの2024年第3四半期決算概要 (出所:Intel、以下すべて同様)

事業部門別に見ると、CCG(Client Computing Group)の売り上げは前年同期比7.6%減の73億ドル、営業利益は同3.6%減の27億ドル、DCAI(Data Center and AI)の売り上げは同6.5%増の33億ドル、営業利益は同25.0%減の3億ドル、NEX(Network and Edge)の売り上げは同横ばいの15億ドル、営業利益は同200.0%増の3億ドルとなっている。

  • Intelの主要3事業部門の業績

    Intelの主要3事業部門の業績

また、Intel Foundryについては売り上げは同6.4%減の44億ドル、営業利益は前年同期の14億ドルの赤字から58億ドルの赤字へと赤字幅を拡大させている。このほか、2024年第1四半期から独立した事業となったalteraの売り上げは同44.0%減の4億1200万ドル、営業利益は同96.6%減の900万ドルとしているほか、Mobileyeについても売り上げは同8.5%減の4億8500万ドル、営業利益は同54.1%減の7800万ドルとしている。

  • Intel Foundryの業績

    Intel Foundryの業績

  • alteraおよびmobileyeの業績

    alteraおよびmobileyeの業績

なお、同社は第4四半期の売上高について133億~143億ドルの見通しとしており、アナリストの予想平均よりも若干上回ったものとなっている模様である。

  • 2024年第4四半期の見通し

    2024年第4四半期の見通し