AMD、最大55TOPSのAI処理性能を提供するノートPC向けプロセッサ「Ryzen AI PRO 300シリーズ」を発表

AMDは10月10日(米国時間)、TSMCの4nmプロセスを活用したZen 5アークテクチャを採用した第3世代商用AIモバイルプロセッサ「Ryzen AI PRO 300シリーズ」を発表した。

Ryzen AI PRO 300シリーズのパッケージイメージ (出所:AMD)

同シリーズは、Copilot+対応エンタープライズノートPC向け製品という位置づけで、3製品がラインナップ。最上位となる12コア/24スレッドの「AMD Ryxen AI 9 HX PRO 375」は、IntelのCore Ultra 7 165Uと比べて最大40％高いパフォーマンスと、最大14％の生産性向上を実現するという。また、XDNA 2アーキテクチャを搭載したNPUが最大55TOPSのAI処理能力を提供することで、MicrosoftのCopilot+ PCの要件を満たすことができるとしている。

なお、同シリーズを搭載したノートPCは2024年後半より各メーカーより発売される予定で、2025年までに100種類以上の搭載PCが市場投入される見通しだという。