SMKは、コイン型電池「CR2032」の代替となるエナジーハーベスティングモジュール「自立給電型コインバッテリーモジュール」を開発したことを発表した。

同モジュールは、太陽光発電を利用したエナジーハーベスティング技術と、Bluetooth Low Energy(BLE)5.3による低消費電力通信を組み合わせることで、リモコンやセンサーなどの電池交換を不要にすることで環境負荷低減を可能とするもの。CR2032と同等サイズとしつつ、電池、太陽電池セル、通信回路、各種センサなどを集積したほか、外部アンテナを活用することでワイヤレス電力伝送(WPT)にも対応するため、太陽光発電が難しい場所での利用も可能だとしている。

  • 自立給電型コインバッテリーモジュール

    CR2032と自立給電型コインバッテリーモジュールの外観比較 (提供:SMK)

なお、モジュールサイズはΦ20mm×3.2mm、太陽電池セルサイズはΦ16mm(アクティブエリア)、4セルで定格出力電圧は3.0V±2%、電池容量は4mAhとなっており、量産開始時期は未定としているほか、サンプル価格については、要問合せとしている。

  • 自立給電型コインバッテリーモジュールを用いたシステム構成図

    自立給電型コインバッテリーモジュールを用いたシステム構成図イメージ (提供:SMK)