Waymo(Alphabet傘下)が8月20日、有料の自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスの利用が、毎週10万回に達したことを発表した。サービスは現在、米ロサンゼルス、サンフランシスコ、フェニックスの3都市で展開している。
今後はオースティンでもサービスの提供を予定
WaymoはGoogleの自動運転車開発プロジェクトを起源とするベンチャー。自動運転技術「Waymo Driver」の開発に加え、「Waymo One」として、JaguarのEV「I-Pace」をベースとした自動運転車のタクシーサービスも提供している。
Waymo Oneは2023年8月、カリフォルニア州で商用サービス提供の許可を取得、試験的サービスとして限定的に展開していた。その後、2024年6月末に一般提供となり、アプリをダウンロードしたユーザーなら誰でも利用できるようになった。
Alphabetは5月、Waymoの乗車が週5万回に達していると報告していた。3カ月で倍増したことになる。また、Alphabetは7月にWaymoに50億ドルの追加投資を行うことも明らかにしている。
Waymoは8月19日に第6世代の「Waymo Driver」を発表したばかり。Waymo Oneは先にサンフランシスコで利用できる地域を拡大したほか、テキサス州オースティンでもサービスを提供する予定となっている。