WOW WORLDは4月9日、企業や自治体がSMS(ショートメッセージサービス)を手動で一斉配信できるサービス「WEBCAS」シリーズの新サービスとして、API(Application Programming Interface)リクエストによりSMSを配信する「WEBCAS realtime SMS」を発売することを発表した。

サービス発売の背景

近年、なりすましや不正アクセスによる被害が広がっており、セキュリティを強化するための本人認証にSMSを利用したいというニーズが高まっている。

同社はこのような背景のもと、クライアント企業のシステムからAPIリクエストを受け付け、本人確認のためのSMSを配信できるシステムであるWEBCAS realtime SMSを開発したという。

なお、同製品は本人認証だけでなく、予約のリマインド通知や契約更新通知など、さまざまな用途で活用できる。

サービスの概要

WEBCAS realtime SMSは、クライアント企業のシステムからAPIリクエストを受け付け、SMSを配信できるサービス。1リクエストにつき1通配信または複数配信を実施できる。

名前やポイント数、予約内容など、さまざまな属性情報をSMSのメッセージ内に差し込むことができるほか、本文すべてを差し込むことも可能となっている。

  • サービスのイメージ

    サービスのイメージ

クライアント企業が想定するSMSの用途に合わせて柔軟な設計が可能で、本人確認(SMS認証)の他にも、当日予約の呼び出し、予約確認(リマインド)、期限や契約更新のお知らせ、アンケート送付などに活用できる。

なお、同社ではクライアント企業のシステムからAPIリクエストを受け付けてメールを配信できるメール配信APIシステム「WEBCAS realtime mail」を提供しており、今回発売したサービスは、同製品と同じプラットフォーム上で利用可能。用途に応じてメールとSMSを手軽に使い分けることができるため、効率的な運用が実現するという。

  • 同じプラットフォーム上でSMSとメールが利用可能

    同じプラットフォーム上でSMSとメールが利用可能

同社は、今後もWEBCASシリーズの提供を通して、クライアント企業の効果的なコミュニケーション活動を支援していきたい考え。