レノボ・ジャパンは3月26日、ThinkPadシリーズの最新ラインアップとして「ThinkPad X1 Carbon Gen 12」など14機種を発表した。価格はX1 Carbon Gen 12が33万3300円から。
ThinkPad X1の新製品は、フル・モデル・チェンジで4辺狭額縁化を推し進めたという薄型軽量ボディの14型ノートPCである「ThinkPad X1 Carbon Gen 12」および、回転型マルチ・モードPCである「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」。
両機種とも、高いレベルのオンライン会議体験の実現に寄与するという4K 800万画素MIPIカメラが選択可能。また、クリック・パッドは大型化により使い勝手が向上したといい、さらに従来比4倍の解像度でトラッキングできるという感圧クリック・パッドの選択も可能。
またX1 Carbonでは、天板フレーム部分にリサイクル・カーボン・ファイバ含有素材を採用し、堅牢性を保ちながらサステナビリティへの取り組みを強化した。価格は、X1 Carbon Gen 12が33万3300円から、X1 2-in-1 Gen 9が 37万1800円から。
ThinkPad Tシリーズの新製品は、コミュニケーション・バー・デザインを採用した4辺狭額縁化により58Whrのバッテリー容量と携帯性を両立したという「ThinkPad T14s Gen 5」、RJ-45を内蔵する「ThinkPad T14 Gen 5」、16型大画面ディスプレイを採用した「ThinkPad T16 Gen 3」の3機種。
いずれも500万画素カメラを標準搭載し、質の高いビデオ・コラボレーションを実現するという。また、部品交換や修理が容易に行えるよう、リペアラビリティを改善したとのこと。さらにT14とT16の大容量バッテリーモデルでは、ユーザー自身でバッテリーを交換可能な機構を新たに採用した。
価格は、T14s Gen 5が27万6100円から、T14 Gen 5が24万6400円、T16 Gen 3が27万8300円から。
ThinkPad X13シリーズの新機種は、「ThinkPad X13 Gen 5」および、回転型マルチモード 2-in-1の「ThinkPad X13 2-in-1 Gen 5」の2機種。
いずれもCPUにインテルCore Ultraプロセッサを搭載。また500万画素カメラを標準搭載し、新たにカメラやマイクの設定に直感的にアクセス可能という「TrackPoint Quick Menu」に対応した。
さらに、5G(第5世代移動通信システム)に対応可能であり、日々PCと共に移動するハイブリッド・ワークに適するという。価格は、X13 Gen 5が29万9200円から、X13 2-in-1 Gen 5が29万9200円から。
新製品であるThinkPad X12 Detachable Gen 2は、12.3型脱着式マルチモード 2-in-1であり、キーボード部分が取り外し可能でタブレットとしてもノートPCとしても利用可能。
ディスプレイのアスペクト比は、タブレット時にも使いやすいという3:2を採用。側面にペンを装着でき、紛失防止や持ち運びにも便利という。
また、リサイクル・マグネシウムや再生材含有率の高い再生材含有プラスチックの採用など、再生由来素材の採用を拡大し、サステナビリティへの対応を強化したとしている。価格は後日発表予定。
ThinkPad Lシリーズの新製品は、13.3型ラップトップ「ThinkPad L13 Gen 5」、13.3型回転型マルチ・モード 2-in-1「ThinkPad L13 2-in-1 Gen 5」、14型ラップトップ「ThinkPad L14 Gen 5」、16型ラップトップ「ThinkPad L16 Gen 1」の4機種。
L16 Gen 1はL15の後継モデルであり、4辺狭額縁化を推し進めながらアスペクト比16:10の16型ディスプレイを新たに採用した。また、L14 Gen 5も16:10ディスプレイに刷新した。
L14 Gen 5とL16 Gen 1では、インテルCore Ultraプロセッサ搭載シリーズと、AMD Ryzen 7035 シリーズ・モバイル・プロセッサ搭載シリーズを用意した。
価格は、L13 Gen 5が24万2000円から、L13 2-in-1 Gen 5が25万8500円から、L14 Gen 5が23万6500円から、L14 Gen 5(AMD)が22万8800円から、L16 Gen 1が23万6500円から、L16 Gen 1(AMD)が22万8800円から。