QPS研究所は2月1日、同社の小型SAR衛星QPS-SAR 5号機「ツクヨミ-I」に搭載された高精細モード(スポットライトモード)を用いて取得された画像を公開した。
ツクヨミ-Iは2023年12月にRocket Labのロケット「Electron」によって打ち上げられた小型地球観測衛星。打ち上げから約1か月を経た2024年1月17日にファーストライトが公開され、その後も順調に調整が進められてきた。今回の高精細モードでの画像取得は、その一環としてなされたもので試験データとなる。ツクヨミ-Iについては、すでに先行して打ち上げられ、サービス提供も行っている商用機QPS-SAR6号機「アマテル-III」同様のアジマス(衛星の進行方向)ならびにレンジ分解ともに46cmで観測することが可能であるとのことで、今後、順次画像評価を進めていくとしている。
なお、QPS研究所では今後について、次のステップであるサービス提供の開始に向けた運用の調整を進めていくとしている。