タカラトミーは1月25日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型月着陸実証機「SLIM」に搭載され、月面に送り届けられた変形型月面ロボット「LEV-2(愛称:SORA-Q)」が月面に着陸した状態のSLIMの撮影に成功、そのデータの受信にも成功したことを発表した。

SORA-Qはタカラトミーや同志社大学、ソニーグループ、JAXAらが協力して月面探査に向けて開発された変形ロボットで、ほぼ同様の仕様の市販モデルも2023年より発売されている。SLIMの撮影に成功したことで、同様に月面に送り届けられた超小型月面探査ローバ「LEV-1」とともに、日本初の月面探査ロボットととして、世界初の完全自律ロボットによる月面探査ならびに世界初の複数ロボットによる同時月面探査を達成したこととなる(SORA-Qは2024年1月25日時点で世界最小・最軽量の月面探査ロボットでもあることになる)。

また、今回、SORA-Qが月面で自律制御によってオンボードの光学カメラにて撮影した画像の取得にも成功。SORA-Qは複数枚の画像を撮影したと見られるが、搭載された画像処理アルゴリズムにより、良質な画像を自動で選別し、LEV-1の地球との通信用アンテナを経由して地上に送信したと見られており、実際にSLIMが写っているものが送られてきたという。

  • LEV-2(SORA-Q)が撮影し、地球に送信した月面の画像

    LEV-2(SORA-Q)が撮影し、地球に送信した月面の画像。この画像はLEV-1、LEV-2無線局の試験電波データ転送により取得した試験画像になるという (C)JAXA/タカラトミー/ソニーグループ/同志社大学