バッファローは1月11日、同社が製造・販売する法人向けWi-Fiアクセス・ポイント(AP)である「AirStation Proシリーズ」6製品について、最適な電波状況のWi-Fi APへの接続を支援する「ローミング支援機能」と、電波出力を自動調整しWi-Fi AP間の電波干渉を最小化する「AP間送信出力自動調整機能」の2つの新機能に対応するファームウェアを提供開始した。

  • ローミング支援機能

ローミング支援機能

ローミング支援機能は、ローミングに関する標準規格である「IEEE802.11k/v」に対応し、同規格に対応した端末のスムーズなローミングを支援するという。

加えて、設定した電波強度の閾値を下回る場合に通信を切断することでローミングを促す「低RSSI切断機能」にも対応しており、IEEE802.11k/vでスムーズにローミングできない場合や、規格に非対応の端末でもローミングを支援する。

PCを持って会議室に移動した際などに、より電波状況が良いAPに繋がりやすくなるため、移動前に接続していたWi-Fi APと接続し続けることで発生する、通信速度の低下や通信が不安定になるトラブルを解消するとしている。

  • AP間送信出力自動調整機能

AP間送信出力自動調整機能

AP間送信出力自動調整機能は、複数のWi-Fi APの電波出力をWi-Fi AP間で最適な状態へ自動調整する機能。

従来のような細かな手動調整は必要無く、Wi-Fi AP間の電波干渉を最小化し、安定した通信を実現する。新規導入時や増設時の設定の手間も削減できるとのこと。

  • WAPM-AXETRの外観

  • WAPM-AX8Rの外観

  • WAPM-AX4Rの外観

  • WAPM-AXETR/Zの外観

  • WAPM-AX8R/Zの外観

  • WAPM-AX4R/Zの外観

アップデート対象となるのは、WAPM-AXETR、WAPM-AX8R、WAPM-AX4R、WAPM-AXETR/Z、WAPM-AX8R/Z、WAPM-AX4R/Zの6製品。