エクサウィザーズは12月20日、生成AIを社内に実装するための共創型ワークショップ「AX アイデアソン」の提供を開始することを発表した。AX アイデアソンは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進部門などが直面する、生成AIのユースケース探索や具体化、利用促進の課題を解決するためのプログラム。
8週間にわたり4つのフェーズで進行する「AX アイデアソン」
アイデアソンの設計から運営、実施、さらにはPoC(概念実証)に資する業務変革アイデアの選定までを一貫して支援し、生成AIの組織内への実装を実現するという。
同プログラムは、同社がすでに提供している、AI活用のDX施策を具体化する「AX Sprint」での知見を活かしており、8週間にわたり4つのフェーズで進行するという。
AX アイデアソンの特徴
AX アイデアソンの特徴としては、エクサウィザーズグループのExa Enterprise AIが提供する法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT4」(exaBase 生成AI)のプロンプトを無料で利用できるということがあげられている。
また、生成AI活用アイデアを社内で募集し、その過程で参加者を選考することで、新しいテクノロジーに対して柔軟な対応力を持ち、動きながら考えるゼロイチ志向なDX活用人材に加えて、それらの潜在力を持つ「ポテンシャル人材」の発掘が可能という特徴も兼ね備えている。こうした人材を見い出して参加してもらうことで、アイデアソンの質を高め、その後も変革をリードしていく人材を確保したい構えだという。
加えて、生成AI活用の人材やシナリオを見出したうえで、社内での利活用を根付せるため、生成AI活用の全社や経営層に対する説明会の企画、生成AIを活用する人材に対するインセンティブの設計などを行うことで、アイデアソンという機会をフル活用し、社内の生成AI利用の促進に結びつけていく方針だ。