エクサウィザーズは11月21日、グループ会社でAI(Artificial Intelligence:人工知能)を利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発と販売を手掛けるエクサホームケアが、超高齢社会に対応するWebアプリマーケティングツール「CareWiz トルト for me」を2024年2月にリリースすることを発表した。AI身体機能分析と商品レコメンド機能を備えた同サービスを、自社のシニア層向け新規事業創出やマーケティングツールとして提供できるようになるという。

  • 「CareWiz トルト for me」をリリースする

    「CareWiz トルト for me」をリリースする

今回提供を開始するのは、スマートフォンで簡単な動画を撮影するだけで専門家の知見を基に開発したAIが身体機能を可視化する「CareWiz トルト」の一般企業向けサービス。新たに商品レコメンド機能を実装しており、ユーザーの歩行機能や口腔機能のアセスメント結果に基づいて自社サービスの告知も可能となるため、超高齢社会に対応するWebアプリマーケティングツールとして活用できるという。

歩行分析では、骨格の位置を推定することで歩行レベルを知ることができ、口腔分析では、音声解析により「話す」や「食べる」の基礎となる力を知ることができる。スマートフォンで手軽に自分の身体機能を確認できるため、抵抗感なく楽しみながら利用可能。

また、ユーザーの身体機能分析結果に基づいて、おすすめの運動と合わせて企業独自のサービスを案内可能だ。これにより、ユーザーは自身のニーズとサービス内容との関連性を理解しやすくなるため、案内されたサービスに対する納得感の向上が期待できる。

なお、同サービスは導入企業がすでに提供している既存のWebサービスをメインに展開しながら、連携して活用できる。ID突合によりユーザーデータを統合できるほか、解析回数に上限も設定可能。質の高いサービス提供と、ニーズに合わせた費用管理を実現するとのことだ。