Windows Latestは11月30日(現地時間)、「HP Smart is auto installing on Windows 11 and Windows 10 on non HP-machines」において、HP製プリンタ用のソフトウェアである「HP Smart」が、ユーザーの意図しないうちにWindows 11または10にインストールされる事態が発生していると伝えた。
HP Smartは、HP製のPCやHP製プリンタをセットアップした場合にはWindowsに自動でインストールされる。しかし、今回はHP製品を使用していないユーザーのPCにも突然HP Smartが出現しているようだ。
Microsoftは、この問題について、まだ公式のコメントを発表していないが、関連する報告はRedditをはじめとするオンラインフォーラムに複数投稿されている。例えば、あるユーザーはWindows 11をクリーンインストールしたところHP Smartが現れ、再度クリーンインストールし直しても問題は解決しなかったという。別のユーザーは、2023年11月30日に突然スタートメニューにHP Smartが追加されていることに気づき、Microsoft Storeのイベントログを確認して、それが同日の早朝にインストールされたことを確認したとコメントしている。
Windows Latestによると、HP Smartが勝手にインストールされるこの現象は、Windows 11とWindoss 10の両方で発生しているという。アプリはMicrosoft Store経由でインストールされており、コントロールパネルの[プログラムと機能]ページには表示されないようだ。
HP SmartはHPによって提供されている正規のソフトウェアであり、インストールされていても特別に実害はない。不要な場合はスタートメニューでアプリを右クリックして[アンインストール]を選択すれば簡単に削除できる。
MicrosoftはWindows Latestに対する声明の中で、既にこの問題について把握しており、近いうちに詳細を共有すると述べている。