Microsoftは2023年11月16日(米国時間)、「Enable optional updates for Windows 10 devices|Windows IT Pro Blog」において、Windows Update for Businessユーザーに対し、Windows 11ユーザーと同じようにオプション更新プログラムを自動的に展開したり取得したりできるようにする機能を提供すると伝えた。2023年11月のオプション更新プログラムの一部として提供が行われる。

  • Enable optional updates for Windows 10 devices|Windows IT Pro Blog

    Enable optional updates for Windows 10 devices|Windows IT Pro Blog

オプションの更新プログラムはセキュリティ以外の更新プログラムを含む定期的なデバイスメンテナンスの一部として提供されている。Windows 11ではすでに利用できるようになっており、設定アプリケーションのWindows Updateの設定で「その他のオプション: 利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしておくことで利用できる。

今回の変更で、「Enable optional updates」ポリシーにおいて、次の3つのポリシーが設定できるようになる。

  • Automatically receive optional updates (including CFRs) - オプションの更新プログラムを自動的に受信する(CFRを含む)。段階的な機能のロールアウトなど、セキュリティ以外の最新のオプションの更新プログラムをデバイスに取得するにはこのオプションを選択する。機能更新プログラムの提供に変更はない
  • Automatically receive optional updates - オプションの更新プログラムを自動的に受信する。最新のオプションの非セキュリティ更新プログラムのみを取得する。段階的な機能のロールアウトは自動的には行われない。機能更新プログラムの提供に変更はない
  • Users can select what optional updates to receive - ユーザが受信するオプションの更新プログラムを選択可能。ユーザがオプションのセキュリティ以外の更新プログラムに関して独自の設定を行うことができる。機能更新プログラムの提供に変更はない

上記のポリシーはグループポリシーオブジェクト(GPO: Group Policy Object)や構成サービスプロバイダー(CSP: Configuration Service Provider)ポリシにおいても設定可能。

  • GPO - Computer Configuration\Administrative Templates\Windows Components\Windows Update\Windows Update for Business\Enable optional updates
  • CSP - /Policy/Config/Update/AllowOptionalContent

ポリシーが設定されない限り、ユーザーが行うことはない。何も設定しないことを選択した場合でも、次のセキュリティ更新プログラムや機能更新プログラムの一部として、オプションの更新プログラムや修正プログラムの機能は受信することになる。