Microsoftは11月29日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview Build 23595をInsiderプログラムのDevチャネル向けにリリースした。このビルドでは、タスクバーのシステムトレイに表示されるCopilot in Windowsのアイコンの位置が一番右端に変更されたほか、Windows共有の機能拡張や、Windows Inkにおける手描き文字入力のサポート言語の拡大などの修正が行われている。

Copilot in Windowsを開くためのアイコンは、これまでは検索ボックスのすぐ横に配置されていた。しかし、このアイコンをクリックした場合、Cipilot in Windows本体はデスクトップの左隅にサイドメニューとして表示されるため、直感的に分かりやすい配置とは言えなかった。システムトレイの右端という新しい配置は、このアイコンの本来のあるべき位置と言える。

  • Copilot in Windowsのアイコンはシステムトレイの右端に移動された

    Copilot in Windowsのアイコンはシステムトレイの右端に移動された

Microsoftはまた、このアイコンの位置変更に伴って、タスクバーの右端をクリックしてデスクトップを表示する動作をデフォルトでオフにしたことも発表した。デスクトップを表示させるためのクリック位置は新しいCopilotのアイコンと非常に近いため、誤クリックを防ぐための処置だろう。この挙動は、[設定]→[個人用設定]→[タスクバー]の「タスクバーの動作」の設定で従来の形に戻せる。

Build 23595における上記以外の主な変更点としては、以下が挙げられている。

  • Microsoft Entra IDでサインインしている場合に、Teamsの連絡先だけでなく、特定のTeamsチャネルやグループチャットに対して、Windows共有で直接共有を行えるようになった。
  • Windows Inkの一部の編集ボックスで、手書き入力を使用できる言語とロケールが拡張された
  • Windows共有ウィンドウのニアバイシェアを使用して、Bluetooth経由で検出可能モードのAndroidデバイスを検出してファイル共有が可能になった
  • タスクマネージャーのプロセスページにおけるプロセスのグループ化が改善された

Windows InsiderプログラムのDevチャネルに参加しているユーザーは、Windows Updateを使用してBuild 23595を適用することができる。