「ChatGPT」のOpenAIの評価が800億~900億ドルに達しているという。わずか5カ月で3倍に膨れ上がったことになる。

OpenAIは追加の資金調達として、新株発行ではなく従業員が持つ既存株式を売却する形を検討しているとのこと。そこで、800億~900億ドル(9月28日時点の円換算で11兆9578億8000万円~13兆4514億4500万円)での評価が出ているという。

OpenAIはChatGPTなどを無償で提供しているが、それを支える大規模言語モデルを企業に有料でライセンスしているほか、「ChatGPT Plus」として有料版も提供している。OpenAIは2023年の売り上げ予想を10億ドルとしている。

同社が前回資金調達を明らかにしたのは4月、当時の評価額は290億ドルだった。評価額は約半年で約3倍になったことになる。Sequoia Capital、Andreessen Horowitzらが投資ラウンドに参加しており、MicrosoftはOpenAIの株式の49%を保有している。

このところ生成AI分野の投資が相次いでおり、25日にはAmazonがAnthropicに最大40億ドルを投資することが明らかになった。Wall Street Journalが9月26日、近い筋の情報として報じた。