Photonグループ(Photon)が運営し、JA三井リース、東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)、芙蓉総合リースが出資する投資ファンドであるPhoton Taiwan Fundは、台湾を中心として太陽光発電の開発・EPC・電力小売・養殖事業を展開している誠新綠能と特別目的会社を設立することで合意したことを発表した。

同合意に基づき特別目的会社は、台南にて太陽光発電と養殖事業を組み合わせた「漁電共生型太陽光発電所」を建設し、オフサイト型コーポレート電力販売契約(PPA)によって再生可能エネルギー由来のグリーン電力120MW分を、半導体製造会社向けに供給することを目指す。

この漁電共生型太陽光発電所は、2023年8月より誠新を主体として建設が始まっており、2024年度末から電力供給を開始する予定となっているほか、Photonと誠新は今後、さらに360MWの太陽光発電所を追加建設する計画も有しており、合計480MWのグリーン電力を供給することを予定している。

なお、Photonはこれまでも国内外で太陽光発電事業の開発・投資を行ってきており、今後も継続して太陽光発電所の開発・所有の運営を進めて行くことで、持続可能な社会の実現に貢献していきたいとしている。

また、JA三井リース、東芝ESS、芙蓉リースグループの各社においても、サステナビリティ経営を行い、脱炭素に向けた再生可能エネルギーを普及させ、持続可能な社会の実現に貢献したいという共通の意向を示している。