Malwarebytesは6月5日(米国時間)、「5 unusual cybersecurity tips that actually work」において、効果があるとされる5つのユニークなセキュリティ対策を紹介した。これらは、一般的に提唱されている、ソフトウェアアップデートやパスワードマネージャの利用、二要素認証(2FA: Two-Factor Authentication)の有効化といったものではない。

  • 5 unusual cybersecurity tips that actually work

    5 unusual cybersecurity tips that actually work

Malwarebytesが紹介している一風変わったセキュリティ対策は次のとおり。

  1. 嘘をつく:公開しているデータが少ないほど安全性が高まる。そのため、Webサイトが個人情報を求めてくる場合、必要に応じて情報がないと嘘をつくことが推奨される
  2. 自分を特別と思わない:人間は、他人に起こった幸運は疑うが、自分に起こったことなら運が向いてきたとポジティブにとらえてしまうことがある。自分にとってあまりにも良すぎる話は、自分が特別だからではないと意識して疑う必要がある
  3. 強力なパスワードは忘れる:強力なパスワードを利用していても、そのパスワードを使い回していれば、弱いパスワードを持つことと同じだという。そのパスワードが盗まれた場合、あらゆるWebサイトで試されてしまう可能性がある
  4. 無限のメールアドレスを利用する:登録するアカウントごとに異なるメールアドレスを使用することが推奨されている。これは、Appleの「Hide My Email」機能やGmailのアドレスの名前の部分に「+」を付けて好きなアルファベットを付ける機能を利用することで実現できる
  5. コンピュータを捨てる:超高度なセキュリティを求める場合、機密データのないコンピュータを使用してインターネットを閲覧し、使用後は捨てる方法がある。これはOracleのVirtualBoxのようなツールを使えば実現でき、仮想マシン上でアプリを実行することで、コンピュータから完全に隔離することができる

これらの変わったセキュリティ対策を組み合わせて実践することで、より強固なセキュリティを確保し、オンラインでのデータとプライバシーの保護を向上できるという。