メドピアは4月27日、シャペロンと業務提携し、製薬企業のデジタルマーケティング活動を支援する新サービスを提供開始することを発表した。メドピアが提供する医師とMR(Medical Representative:医薬情報担当者)の双方向型リモートコミュニケーションツール「MedPeer Talk」と、シャペロンが提供する製薬・医療業界向けのメッセージングプラットフォーム「Shaperon」シリーズの「Shaperon Connect」を連携し、医薬品のデジタルマーケティング活動を支援する。
これにより、各製薬企業は自社でメールアドレスを保有している医師だけでなく、MedPeer会員に対してもShaperon Connectを通じたアプローチが可能となる。MedPeerとShaperon Emailに蓄積された医師のインサイトデータを組み合わせることで、個別最適化したプロモーションも可能となるようだ。
新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、医療機関などにMRが直接訪問する機会が制限されている。リモート面談やWeb講演会などMR活動のデジタルシフトが進む中、それらのマーケティングツールだけでは製薬企業がメールアドレスを保有している医師以外には直接アプローチができないなど課題も残される。
両社は今回の業務提携によって、医薬品マーケティングにおけるデジタルマーケティングの分野で取り組みを行ってきたノウハウを共有し、デジタルマーケティング領域におけるeMR/MRの活動における課題解決の支援を行う。