Tesla(テスラ)が米テキサス州オースティンにもつ製造拠点は2022年、従業員数を3倍に増員していた。同社が拠点のあるトラヴィス郡の経済開発プログラムに提出した書類からの情報として報じられている。
Teslaがオースティンに新設したGiga Texas(Gigafactory Texas)とする製造拠点で試験的に製造を開始したのは2021年(Giga Texasは2022年に正式なローンチイベントを開いている)。敷地面積は1,000平方フィート(約92万9,030平方メートル)で、「Tesla Model Y」の製造拠点となっている。
書類によると、2021年に3,523人だった臨時・正社員の数は2022年末には1万2,277人と3.4倍に増えているという。
Blooombergによると、半数以上が地元に居住しており、平均給与は4万7,147ドル(約616万7,000円)。TechCrunchは、オースティンの平均給与は6万60ドル(約786万1,000円)というZipRecruiterの数字を引用している。
Teslaとトラヴィス郡の契約によると、同社は税制上の優遇を受ける代わりに5年間で11億ドルを投資することになっているという。
また、契約では約5,000人を雇用することになっており、その数をはるかに上回っていることになる。なお、1月にはTeslaが同工場の拡張を申請していることも明らかになっていた。