Tesla(テスラ)は1月24日、36億ドル以上を投じて米ネバダ州の製造拠点を拡張する計画を発表した。大型トラック「Semi」とバッテリーセル、それぞれを製造する工場を建設するという。

  • 「Semi」の外観

    「Semi」の外観

同社が最初にネバダ州に拠点を持ったのは2014年、年間35GWh相当のバッテリーを製造する拠点としてGigafactoryを開設した。

今回、追加投資として36億ドル以上を費やし、100GWhの電池「4680」を製造する工場、Semi量産のための工場、合計2つの工場を新たに建設するという。電池については、電池生産能力として年間に小型車200万台分を予定しているとのこと。また、Semiの量産工場は初だという。

Semiは、航続距離500マイル(805km)、1マイルあたりのエネルギー消費量は2KWh以下の電動トラック。Teslaは2017年にSemiを発表し、当初は2019年に生産開始を予定していた。

Teslaによると、2014年にネバダ州にGigafactoryを建設して以来、62億ドルを投資しており、面積は540万平方フィート(約50万2000平方メートル)に、1万7000人の雇用を創出したという。累計で73億のバッテリーセル、150万のバッテリーパック、360万のドライブユニット、100万のエネルギーモジュールを製造したと報告している。