ラックは2月28日、サイバー空間におけるデジタル活用能力を、世代・立場別にどの水準まで習得する必要があるのかを示した「情報リテラシー啓発のための羅針盤(コンパス)」(以下、羅針盤)について、内容を改訂した第2.0版を公開したことを発表した。

同社は2019年に羅針盤の「本編」「使い方ガイド」「参考スライド集」をリリースし、2020年にはICTや情報メディアなどの活用シーンごとにそのメリットや注意点についてまとめた「情報活用編」をリリースしている。これまでにも研究者による学術的根拠や法教育の視点に基づいた監修を受けながら随時アップデートを実施してきたという。

今回発表した第2.0版では、近年発生したネットトラブルの事例に基づいた啓発内容となるよう追記や修正を行っている。また、官公庁が公開している最近の統計情報を取り入れ、情報の最新化を図りながら法律の改正内容にも対応している。さらに、指導にも使えるイラストを加えることで活用しやすさを改善したとのことだ。

  • 「羅針盤」第2.0版

    「羅針盤」第2.0版