NECネッツエスアイは2月16日、中国のBeijing Yunji Technologyの自律走行型配送ロボット「YUNJI GOGO(ユンジ ゴーゴー)」の日本国内向けサービスを提供開始すると発表した。

同サービスの3年契約での参考価格(税抜)は、月額16万円～となる(機器レンタル・導入作業・電話受付・オンサイト保守含む)。

  • 自律走行型配送ロボット「YUNJI GOGO(ユンジ ゴーゴー)」

    自律走行型配送ロボット「YUNJI GOGO(ユンジ ゴーゴー)」

同ロボットは、フロア内の段差(2.5cm以内)を超えての走行や、スロープ(傾斜角度13度以内)の走行できるため、従来は難しかった厚いカーペットなどの環境下での運用も可能だ。

上下2カ所の積載スペースには扉を備えており、暗証番号の入力で解除可能なロック機能により、配送先までのセキュアな運搬を実現できる。同機能により、配送先にロボットが到着するまで、配送物へのいたずらやごみの付着を防げる。

NECネッツエスアイが提供するマルチロボット管理プラットフォームを活用し、エレベーターやセキュリティゲートなどの建物設備と同ロボットを連携させることで、複数のフロアをまたがる運用が可能だ。なお、建物設備との連携設定、カスタマイズなどの費用は別途必要となる。

例えば、複合施設内におけるデリバリーサービスの提供、ホテルでの客室へのアメニティや食事の配送、病院での病床エリアへの検体や医薬品の配送などに同ロボットを活用できる。