ROBOT PAYMENTは2月9日、請求書をクレジットカードで決済できるという「1click後払い」の一般提供を開始した。Visa、Mastercard、JCBに対応する法人間決済スキームを使用して入金サイクルを健全化し、資金繰り改善が期待できるとしている。

  • 1click後払いのイメージ

1click後払いは、売り手(サプライヤー)が発行した請求書を受領後、買い手(バイヤー)がクレジットカード決済を選択できるサービス。

これにより、請求書を送付した売り手に対して、同社が買い手に代わって請求金額を支払う。その後、買い手による実際のキャッシュアウトは、クレジットカード会社の支払いサイクルに合わせて最大60日経過した後に引き落とす。

  • 1click後払いの仕組み

2022年10月に、同社が提供する「請求管理ロボ」から発行した請求書に限り1click後払いを開始したが、今回、請求管理ロボの利用に関わらず全ての請求書に対応した。また、カードブランドの拡充も進めており、現在はVisa、Mastercard、JCB(順次対応予定)が発行したカードの利用が可能という。

同社は同サービスについて、資金繰りを改善したい、代金回収を確実に行いたいなど、売り手と買い手双方の悩みを解決に導くとしている。

  • 1click後払いのメリット

同サービスのメリットとして同社は、資金繰りの改善、自社名義で入金可能、審査・煩雑な手続きが不要、クレジットカードのポイントを貯められることの4点を挙げる。

クレジットカードでの決済により、支払いタイミングの延長に加えて、カード1枚に決済情報を集約することで一元管理にも役立つとしている。これにより、法人間決済の業務負荷軽減を実現し、請求業務のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するとしている。

  • 利用の流れ

請求書を受け取った買い手が同サービスを利用する場合、同サービスのフォームに請求書情報や振込先情報を登録することで、請求書の種類を問わず即座にカード決済が可能になる。

買い手は、複雑な操作や手続きをしなくても最大60日間キャッシュアウトの延長が可能といい、銀行融資やファクタリングよりも手軽で新たな資金調達手段として期待できるとしている。売り手にとっては、未回収リスクを軽減し、確実な代金回収が可能とのこと。

今後は、利用可能なカードブランドの拡充や他システムとの連携を強化していく予定だ。