パナソニック コネクトは2月2日、業務用ライブ映像制作・配信システムである「IT/IPプラットフォームKAIROS(ケイロス)」の第2世代となるメインフレームである「Kairos Core 200(AT-KC200T)」および「Kairos Core 2000(AT-KC2000T)」の2機種を発表した。発売予定は、ミドルレンジ・クラスであるKairos Core 200が2023年6月、ハイエンド機であるKairos Core 2000が2023年度第2四半期。

  • Kairos Core 200の外観

新製品は、入出力数の増加、映像処理パフォーマンスの向上、各種ファイル・ストレージ容量の増加など、機能とパフォーマンスを向上させ、より多くのソース、より複雑な表現を用いた、従来よりも大規模なライブ映像制作に対応するという。

AT-KC200Tは前機種であるAT-KC100Tと比べ、入出力数が増加し映像処理パフォーマンスが50%向上した。また、内蔵ストレージ容量が、RAMプレーヤーは1.3倍、クリップ・プレーヤーは5倍以上、静止画は9倍以上に増大した。

  • Kairos Core 2000の外観

AT-KC2000Tは前機種であるAT-KC1000Tと比較して、入出力数が2倍となり、マルチ・ビューワー出力が前機種の2から4出力に倍増、映像処理パフォーマンスが30%向上した。また、内蔵ストレージ容量が大幅に増大は、RAMプレーヤーが1.5倍、クリップ・プレーヤーが5倍に増大したとしている。

なお両機種とも、ST 2022-7ネットワークリダンダンシーに対応しネットワーク障害時の信頼性を向上させると共に、4RUの新シャーシにより低速ファンで高いエアフローを実現して静音で高い処理能力を発揮するという。