NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、1月31日より、リニューアルした「SkyWay」の提供を開始すると発表した。
SkyWayは、アプリケーションやWebサイトに、音声・映像通話などのリアルタイムコミュニケーションを実装できるSDK(ソフトウェア開発キット)。オンライン診療やオンライン英会話、コミュニケーションロボットなど、さまざま分野に活用され、現在2万以上のサービス開発に利用されているという。
今回、最大同時通話人数を20名から100名に拡大したほか、エンドユーザーの環境に応じた端末の負荷軽減を実現するため、サイマルキャスト機能と特定の映像・音声のみの受信など、柔軟な送受信が可能になるAPIを追加した。
サイマルキャストとは、1つの映像を複数の異なる品質で送信する技術で、PCの場合とスマホの場合など、処理能力や帯域に応じて解像度の異なる映像を配信できる。
また、 エンドユーザーごとにルームへの参加の許諾や映像・音声の送信可否などを制御する認証・認可機能を追加した。
同社は今後、SkyWayはライブ配信やメタバースといったユースケースにも対応すべく、より大規模な音声・映像通話、大人数の同期を取るためのデータ通信、ゲームプラットフォームへの対応、品質を計測・原因分析を行う機能の提供、音質のさらなる向上、通信の最適化などを進めていくという。
SkyWayには、Freeプラン(無料版)とEnterpriseプラン(有料版)があり、Enterpriseプランは月額10万円(税別)から。
なお、既存のSkyWayも併売していくという。