ソニーグループの100%子会社で、ベンチャー企業への投資と事業成長支援を目的としたファンドの運営事業を行うソニーベンチャーズ(SVC)は1月19日、今後大きな成長が期待できる産業分野のベンチャー企業を対象とした新規投資ファンド「Sony Innovation Fund 3 L.P.」の出資持分の追加募集を実施し、その運用額を265億円まで拡大して募集を完了したことを発表した。

同ファンドには、第一次募集でSMBCグループ、みずほグループ、大和証券グループ、三井住友信託銀行、横浜銀行、滋賀銀行、コーエーテクモグループ、川崎重工業、三菱地所、その他学校法人に加えソニーグループがリミテッドパートナーとして参画した。

そして、追加クロージングで新たに、海外通信・放送・郵便事業支援機構、大阪商工信用金庫、国際基督教大学、千葉銀行、リコーリース、日本政策投資銀行、山梨中央銀行の参画が決まり、2022年12月末時点において265億円の規模となったという。

同ファンドの規模が確定したことにより、Sony Innovation Fundの運用総額は600億円を超えた。今後もソニーグループ内のリソースを積極的に活用し、ファンドのパフォーマンス最大化を目指すとのことだ。