ispaceは11月28日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げに向け、ミッション1で使用する月着陸船(ランダー)の、スペースXのロケット「Falcon9」への搭載が完了したことを発表した。

同ランダーは、2020年10月下旬に打ち上げ地である米フロリダ州ケープカナベラルに輸送され、射場近くの施設内にてロケットのフェアリングへの搭載作業が進められていた。今回の発表は、11月30日に予定されている打ち上げに向け、ロケットのフェアリングへの搭載が完了したことを明らかにするもので、これにより10段階に設定されたミッション1マイルストーンの第1段階である「Success1」が完了したと同社では説明している。

なお、打ち上げ予定日時は2022年11月30日17時39分(日本時間)で、ispaceでは、この打ち上げに向け、運用準備を引き続き日本橋にある管制室にて行っていくとしている。

  • Falcon9のフェアリングに搭載作業中のHAKUTO-Rミッション1のランダー

    Falcon9のフェアリングに搭載作業中のHAKUTO-Rミッション1のランダー (c)ispace