全研本社は11月22日、Web広告の運用を担当している人101名に対して7月4日から5日の期間で実施した「Web広告運用担当の悩みに関する調査」の結果を発表した。
「あなたは、Web広告運用の仕事に限界を感じたことがありますか」との質問では、「かなりある」が50.5%、「ややある」が46.5%という回答が得られたという。
限界を感じた具体的な場面としては「コンテンツ作成の要望に応えられない」が49.0%で最も多かった。これに、「運用の経験しか積むことができない」(46.9%)、「成果が出ない」(45.9%)という回答が続いている。その他にも「効果が実感できない」や「新しい提案が出てこない」などの声も挙がっている。
また「あなたは、Web広告運用の仕事に刺激がないと感じたことはありますか」と聞いた質問では、「かなりある」が51.5%、「ややある」が35.6%という結果が出ている。その理由としては「クリエイティブ発揮する機会がない」(58.0%)、「細かい作業が多い」(42.0%)、「結果が出るまで時間がかかる」(42.0%)が上位の回答となっている。これら以外にも「淡々とこなしていくのに飽きたから」や「その効果が分かりにくい」などの回答もあったという。
「あなたは、転職やキャリアチェンジを考えたことがありますか」という設問では、「かなりある」が52.4%、「ややある」が41.6%という結果に。「転職やキャリアチェンジを考えた際に、次の仕事に求める要素」としては「企画など上流工程に携われる」(56.8%)、「クリエイティブが行える」(45.3%)、「Web以外のマーケティングにも携われる」(40.0%)が上位の回答となっている。「きちんと目標が明確なこと」や「お互いに成長できる環境」といったことを求めている人も多くいることがわかっている。