日本IBMは11月1日、多様化・複雑化するお客様のITインフラストラクチャーの構築・運用・保守サービスの提供体制を強化するため、2023年2月1日をもって100%出資子会社の日本アイ・ビー・エム テクニカル・ソリューション(以下、TSOL)を吸収合併すると発表した。

2002年4月設立のTSOLは、IBM製ハードウェアやソフトウェアをはじめ、マルチベンダー環境における保守対応、複雑なITインフラストラクチャの保守・運用支援、セキュリティ監視などのサービスを提供している。

今回の統合により、日本IBMテクノロジー事業本部のテクノロジー・ライフサイクル・サービス事業部とセキュリティー事業部にTSOLの各分野のエンジニアが加わることになる。

「IT インフラストラクチャーの保全・保守」の継続に加え、顧客システムのライフサイクルの「テクニカル支援、運用アドバイス」へとビジネスを拡大し、社員のリスキリングを推進する。

「テクニカル支援、運用アドバイス」では、インフラストラクチャにおけるシステム構築、保守・テクニカルサポート、最適化・チューニング、テクニカルリフレッシュ・廃棄までを統合した「テクノロジー・ライフサイクル・サービス」を提供し、顧客システムの安定稼働を支援する。