10月18日から21日まで、幕張メッセで開催されているCEATEC 2022。同展示会は毎年10月に開催されている総合展示会で、経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」を開催趣旨に掲げているもの。
2022年は、パートナーズパーク、トータルソリューションエリア、スマート×インダストリーエリア、キーテクノロジーエリア、スタートアップ&ユニバーシティエリアの計5つのエリアに分け、各ジャンルの最新のテクノロジーが展示されている。
本稿では、5つのエリアの内、トータルソリューションエリアに出展しているシャープの「生理用品のIoT収納と自動推定記録」サービスについて紹介する。
このサービスは、女性にとって大きな悩みの種である生理をIoTの力でサポートしていくもの。生理用品の収納スペースの問題や買い忘れ・買いすぎ、周期の管理が続かないなど、女性の多くが1度は経験したであろう悩みを解決するものだ。
具体的には、収納BOXとアプリを連動させることにより、生理用品の在庫管理をサイズや種類によって行えるほか、使用状況から周期を予測して自動記録してくれるなど、安心感のあるサービスになっている。
このサービスは参考出品の段階で、実装されるのにはまだ時間がかかるそうだが、今後は生理用品の関連事業者や医療機関との連携を目指し、サービスを展開していく予定だという。
サービスの開発担当者の方も女性で、自分自身の悩みや体験からこのサービスが生まれたと語ってくれたが、説明員には男性もおられた。会社の生理休暇なども広がりつつあるこれからにおいて、生理は男女関係なく取り組んでいくべき事柄であると実感するとともに、シャープの男女ともに活躍を目指す社風が垣間見られるサービスと感じられた。