グーグル・クラウド・ジャパンは9月27日、将来的な開発の内製化を目指す企業や組織のに向けたプログラム「Tech Acceleration Program(TAP)」の専用エリアを同社オフィス(東京・六本木)にプレオープンし、メディアに公開した。同プログラムは、迅速で効率的なアプリケーション開発を体験できる数日間で完結する無償のアジャイル型ワークショップとなる。説明会ではカインズにおける事例も紹介された。

  • グーグル・クラウド・ジャパンの六本木オフィスにある「Tech Acceleration Program」の専用エリア

    グーグル・クラウド・ジャパンの六本木オフィスにある「Tech Acceleration Program」の専用エリア

企業、組織のDXを支援するグーグル・クラウド

近年、インターネットやスマートフォンの普及、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い顧客接点のデジタル化が進み、企業は市場変化、顧客ニーズへの迅速な対応が求められ、アジリティの手段としてクラウド技術の活用に加え、内製化への注目が高まっているという。

グーグル・クラウド・ジャパン 執行役員 ソリューションズ & テクノロジー担当の菅野信氏は「ただ、成功体験の欠如に起因する内製化シフトに対する懸念や、アジャイルな開発手法に精通した人材、教育戦略の欠如のほか、目的および組織の習熟度に合わせた最適なサービスが選択できないといった課題を企業では抱えている」と指摘する。

  • 日本ではSoEシステムにおける開発手段がまだまだ活用されていない状況だ

    日本ではSoEシステムにおける開発手段がまだまだ活用されていない状況だ

これまで、Google Cloudは2008年にインフラストラクチャ管理の削減、コード作成に集中できるサーバレスサービス「Google App Engine」、コンテナのオーケストレーションを自動化する管理ソフトウェアをオープンソース化した「Kubernetes」、コンテナ化されたマイクロサービスのためのサーバレスコンピューティング環境「Cloud Run」を提供するなど、内製化を推進している。

一方、経済産業省の「DXレポート2 中間取りまとめ」では、迅速に仮説・検証を繰り返す必要があるSoE(System of Engagement)の領域における大規模ソフトウェア開発には従来の受発注形態では対応が困難な可能性が高いことから、アジャイルな開発体制を社内に構築し、市場の変化を捉えながら小規模な開発を繰り返すべきだとの認識だ。

Google CloudではDX(デジタルトランスフォーメーション)加速のため、アジャイルな開発体制の構築を検討している企業・組織に対して、同社のカスタマーエンジニアがワークロードの開発を支援することで、内製開発の最初の一歩を伴走し、これらの経験・成功体験を内製化推進の起爆剤にしてもらいたいとの意図がある。

そこで、TAPにより企業におけるアプリケーション開発を支援するとともに、六本木のオフィスに専用エリアを設けたというわけだ。

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/会員登録(無料)

会員サービスの詳細はこちら