米国半導体工業会(SIA)によると、2022年第2四半期(4~6月期)の半導体市場規模(3か月移動平均)は前年同期比13.3%増、前四半期比0.5%増の1525億ドルとなったという。また、2022年6月の市場規模は前年同月比13.3%増、前月比1.9%減の508億ドルとなったともしている。

2022年6月における地域・国別売上高を前年同月比で見ると、米州が同29%増、日本が同16%増、欧州が同12%増、アジア太平洋・その他が同12%増、中国が同5%増とすべての地域・国で増加したが、前月比見ると、米州、日本、欧州がいずれも同1%減、アジア太平洋・その他が同2%減、中国が同3%減と、すべての地域・国で減少したという。

なお、SIAの社長兼CEOを務めるJohn Neuffer氏は、「半導体市場の成長はここ数か月でやや鈍化しており、6月の前年同月比成長率は2021年2月以来初めて15%を下回った」と述べ、市場の下降局面入りを示唆している。

  • 半導体市場の月間売上高の推移と前年同月比増減率の推移

    半導体市場の月間売上高の推移と前年同月比増減率の推移 (出所:SIA/WSTS)