TISインテックグループのインテックは8月1日、製造業向けに「課題解決特化型IoTサービス」の提供を開始することを発表した。同サービスは製造現場の作業実績入力データや各種センサデータを収集し、作業工程や生産実績、設備稼働状況を可視化可能だ。各企業の要望に合わせた機能拡張にも対応し、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の第一歩から固有の課題解決まで広く支援するという。

  • 「課題解決特化型IoTサービス」の概要図

    「課題解決特化型IoTサービス」の概要図

同サービスは、これまでインテックがIoTの導入に関わってきた実績から、特に要望が多かった「作業工程進捗状況の可視化」「生産数予実状況の可視化」「設備稼働状況の可視化」を標準機能として整備したものだ。製造現場で収集したデータを活用して、リアルタイムに可視化可能な手法を提供する。

また、標準機能の活用が進んだことでより個別の課題に特化したデータ分析が必要となった企業に対しては、センシング項目の追加、生産管理システムとの連携、異常検知サービスとの連携など、必要に応じた機能拡張にも対応するとしている。

データの蓄積やWebアプリの提供はクラウド上で行うため、初期費用を抑えながら速やかにIoTを導入開始でき、サーバなどのシステムの保守運用に関わる費用も抑えられるとのことだ。

導入初期費用は35万円から、月額費用は3万円から。端末費用およびセンサー費用、端末設置費用は台数や環境に依存するため要問い合わせ。