ODKソリューションズは7月21日、大学入試事務向けサービスとして、評価入力・管理システム「iiscore(イースコア)」の提供を開始したことを発表した。

  • 「iiscore」の概要図

    「iiscore」の概要図

「iiscore」は、大学入試における面接や小論文、グループディスカッション、事前課題等の採点に関する作業(採点準備、採点結果入力、採点結果一覧表示・データ管理)を Web上で一元管理できる評価入力・管理システム。採点準備から合否判定までの業務をシステム上で一本化できるため、学内事務工数の削減が可能だという。

志願者情報や提出書類等をWeb上でいつでも閲覧でき、紙資料の作成が不要。システムで資料管理を行うことで紙の受渡しや持運びの必要がなく、セキュリティの向上も図れるという。また、Web上で情報を一元管理し、採点情報も「iiscore」直接入力できるため、志願者情報の共有や面接等の採点、点数の取りまとめ等が容易となり、学内の事務工数削減に繋がるとしている。

  • 「iiscore」の画面

    「iiscore」の画面A@「iiscore」の画面

「iiscore」上には複数年分の入試データを蓄積でき、過年度の振り返りをすることで入試データ等の分析も可能。また、災害などで一つの場所に集まって書類を確認したり採点したりするのが困難な場合でも、Web上で採点業務・管理が可能だということだ。

なお、同社が2019年よりサービス開発を進めているAI主体性評価エンジンによるエッセイの自動採点についても、今後「iiscore」への機能追加を予定しているという。