シンスペクティブは7月5日、2022年3月1日に打ち上げられ、無事軌道に投入された同社2機目となる小型合成開口レーダー(SAR)衛星の実証機「StriX-β(ストリクス・ベータ)」が画像取得に成功したことを発表した。

StriX-βは、シンスペクティブが2020年12月に打ち上げに成功した「StriX-α」に続く2機目となる小型SAR衛星の実証機。2022年3月1日にニュージーランドのマヒア半島にある発射場からRocketLab社のElectronロケットにより打ち上げられ、予定通りに高度561kmの太陽同期軌道に投入された。

太陽同期軌道は、地球上の同じ場所を毎日同時間、同条件で撮影することができる軌道で、特定の場所における地表の変化とトレンドを把握するための観測データを取得するのに適している。