すごい改善は5月10日、20代から50代の男女350名の社会人を対象に実施した「バックオフィス業務とExcel」に関する調査の結果を発表した。
Excelが使用されている業務を尋ねたところ、「請求書の発行・入金管理(34%)」が最も多く、これに「振り込み一覧表の作成(28%)」「資金繰り管理(27%)」が続く結果となった。
バックオフィス分野でクラウドサービスの導入が進んでいるが、依然としてExcelによる数字管理が現場で続いていることがわかった。
続いて、月次の集計作業・レポーティングにかけている時間を調べたところ、平均月26.5時間という結果になり、月40時間以上(1日2時間以上)時間をかけている人が、全体で16.9%も存在することも明らかになった。
さらに、同調査では、Excel業務に関わる人たちの残業時間と使用できる関数の難易度や理解度の関連性も集計している。
具体的には、Excelの代表的な7つの関数(IF・ SUM・SUMIF・COUNTIFS・VLOOKUP・INDEX・MATCH)について、5段階の理解度で回答してもらったところ、7つの関数のうち重要度の高いSUMIF関数を使えると答えた人ほど、残業時間が増加していることがわかったという。
この結果から、同社は多くのバックオフィスでは「Excelができる人に業務が集中してしまっている」もしくは「関数知識だけを駆使して、無理にやりくりをしている」状況にあるのではないかと推察している。