リクルートは3月3日、オンライン学習サービス「スタディサプリ」に関して、学校の先生向け管理プラットフォームである「スタディサプリ for TEACHERS」において、児童・生徒の学習理解度を網羅的に可視化できる機能を追加したと発表した。

  • クラス単位、講義ごとの正答率分布確認画面(イメージ)

    クラス単位、講義ごとの正答率分布確認画面(イメージ)

「スタディサプリ forTEACHERS」は、学習動画配信サービス「スタディサプリ」に、小・中・高等学校での教育に適した機能や教材を追加したICT(情報通信技術)教育支援サービス。生徒の学習習熟度を特定し、苦手克服課題として生徒一人ひとりに合わせたオンライン講義動画を配信し、宿題としてクラス全員に特定の講義や確認テストを配信することが可能となる。

今回の「理解度一覧」機能の追加により、先生の学習指導における「はかる(理解 度測定)」・「わかる(理解度把握)」・「いかす(事後フォロー)」といった各ステップのうち「わかる」の部分 において、生徒のつまずきがいつでも網羅的に可視化されることで、指導サイクルのさらなる高速化を実現するという。

「スタディサプリ」には、日々の理解度測定・演習用ツールとして、講義ごとに「確認テスト」が用意され、「理解度一覧」は「確認テスト」の最新の結果を講義ごとに網羅的に確認できる機能。例えば、宿題として配信した「確認テスト」を生徒が解答すると、結果が自動で採点され管理画面に連携されるという。

  • 成績分布、生徒単位の確認画面(イメージ)

    成績分布、生徒単位の確認画面(イメージ)

先生はその結果をクラス単位ではもちろん、生徒単位でも確認でき、正答率分布を 10%刻みのヒ ストグラムで直感的に把握できる。また、つまずき対象・内容を確認の上、フォローアップが必要な生徒には、理解度一覧の画面から追加で対応講義を配信することも可能だという。フォローすべき内容・対象の優先度を判断できるようになり、個別最適な学習指導を手間なく・高速で回すことが可能だとしている。