米Boxは1月26日（現地時間）、Microsoft TeamsのインタフェースからBoxに保存されたコンテンツを利用できる機能「Box for Microsoft Teams」の拡充を行い、提供開始したと発表した。機能拡張により、Teams環境において、Boxを既定のコンテンツ管理として設定できるようになり、Boxのコア機能の主要部分をTeamsに直接組み込むことが可能になった。

今回の機能拡張により、BoxとTeamsのユーザーは、Teamsでのコミュニケーションやコラボレーションを中断せずに、Box内のコンテンツへのアクセス、コンテンツの共有、セキュリティの確保が可能になる。また、Boxの管理者による組織レベルで細分化された権限設定が可能になると同時に、Teams内でのBoxの展開を効率化し、組織内での導入が簡素化されるとしている。

  • Box for Microsoft Teams

また、Boxコンテンツに対して一貫したセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンスポリシーを適用できるため、ユーザーエクスペリエンスが向上し、コンテンツの分散を防止することが可能になった。

BoxはTeamsとの統合だけでなく、Microsoft 365製品群全体と連携している。例えば、Outlookでは、メールにコンテンツを添付する代わりにBoxのリンクに変換することで、添付ファイル問題を回避すると同時にバージョン管理が可能だ。

Boxの最高製品責任者であるディエゴ・デュガキン氏は、「ダイナミックに変化する今日の業務環境では、セキュリティを担保しつつコラボレーションの促進や業務の効率化を可能にする柔軟性と一貫性のある統合されたエクスペリエンスが求められる」とコメントしている。