Dassault Systems(ダッソー・システムズ)とルノーグループは、ルノーが3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウドの採用を決定し、両社の20年におよぶコラボレーションをさらに強化したことを12月24日に発表した。

ルノーは、車両開発部門の2万人以上の従業員に対して「3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウド」を導入。導入範囲は、デザイン、プロダクト・エンジニアリング、インダストリアル・プロセス・エンジニアリング、購買、原価計算、品質管理などにわたるという。

同プラットフォームを使用することで、世界中どこからでも、リアルタイムに更新される共通のシステムやソフトウェア、3Dモデリング、シミュレーションを利用できるようになり、バーチャルツインを介した大規模なコラボレーションが実現され、異なる部門間でのシームレスなデータ共有により、組織全体の機敏性を向上させながらコスト削減が図れるようになるため、車両開発の期間を従来比で約1年短縮できる見込みがあるとしている。

なお、ルノーは、3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウドを基盤にした「オン・ターゲット・ビークル・ローンチ」、「スマート、セーフ&コネクテッド」、「グローバル・モジュラー・アーキテクチャ」、「エフィシェント・マルチエネルギー・プラットフォーム」の4つのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを活用しているという。