ラックは12月24日、サイバー脅威やセキュリティ対策の情報連携を目的とした「SecureGRIDアライアンス」の立ち上げを発表した。同アライアンスは、脅威情報とその情報を扱うシステムを活用してサイバー攻撃への素早い対応を実現できる体制構築を目指すものだ。

同アライアンスでは、同社が開発したWebポータル「SecureGRID Portal」を介して、オープンソースの情報共有プラットフォームである「MISP(Malware Information Sharing Platform)」に蓄えた脅威情報をアライアンス参加企業と共有・連携する。

  • 「SecureGRID Portal」を活用したアライアンスのイメージ

アライアンス参加企業は自組織のセキュリティ強化を図るほか、ラックの組織研究部門「サイバー・グリッド・ジャパン」の研究成果を利用したり、脅威分析・検証の研究推進に参画したりすることも可能だ。

現時点でMISPや蓄積対象のデータを持たない組織が同アライアンスに参加する場合、MISPの構築や蓄積データの検討、データの投入などについてサイバー・グリッド・ジャパンがサポートする。